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タイトル: | 李泰鎮「吉田松陰と徳富蘇峰」-近代日本による韓国侵略の思想的基底- |
別タイトル: | Yi Tae-jin,“Yoshida Shoin and Tokutomi Soho”:Modern Japanese Foundation of Ideas on the Conquering Korea and Others in Asia |
著者: | 邊, 英浩 小宮, 秀陵 |
著者別名: | BYEON, Yeong-ho KOMIYA, Hidetaka |
出版者: | 都留文科大学 |
言語: | ja |
NCID: | AN00149431 |
掲載誌名: | 都留文科大学研究紀要 |
刊行日付: | 2014-10-20 |
号: | 80 |
ISSN: | 0286-3774 |
開始ページ: | 175 |
終了ページ: | 202 |
抄録: | 本稿は李泰鎭(イ・テジン ソウル大学名誉教授)が「韓日両国知識人共同声明記念第
3 次学術会議」(2014 年1 月27 日)で行った報告を論文としたものである。直前に安倍首
相が靖国神社を参拝し、韓国と中国、米国などからの批判をよびおこしていたが、靖国参
拝の思想的背景の解明が必要とされていた。思想的源流はまず征韓論にあることは周知の
通りであるが、被害当事国である韓国では、征韓論に対する研究は意外なほど少なく、本
論文はその研究上の空白を埋めるものである。本論文では、韓国併合にいたる過程は、通
説的な理解である近代的な帝国主義による膨張ではなく、吉田松陰が唱えた封建的な膨張
主義である征韓論が実現していく過程であり、実際にも松陰の門下生たちがその後韓国併
合をなしとげていったことが明かにされている。また併合過程で言論機関の統制を担った
のが徳富蘇峰であったが、徳富も吉田松陰の信奉者であり、徳富が吉田松陰のイメージを
つくりあげていくうえで大きな役割を果たしたことも明かにされている。本論文が、現在
悪化している日韓関係を巨視的にみていくにおいてもつ意義は決して小さくはない。
日本語への翻訳は小宮秀陵(こみや ひでたか 啓明大学校招聘助教授)が草案を作成
し、邊英浩(ピョン ヨンホ 都留文科大学教授)が点検した。なお以前の本研究紀要で
は、邊英浩を辺英浩、BYEON Yeong-ho をPYON Yongho と表記した論説があること
を付記しておく。 |
記述: | 翻訳 Translation |
資料タイプ: | Departmental Bulletin Paper |
著者版フラグ: | publisher |
URI: | http://trail.tsuru.ac.jp/dspace/handle/trair/682 |
出現コレクション: | 第80集
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