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http://trail.tsuru.ac.jp/dspace/handle/trair/666
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タイトル: | 「障碍と生」の経験と「自己」の働き―特別支援学校卒業生の語りの検討― |
別タイトル: | A Life with Disabilities and “Self ” Functioning:Reflecting on Narrative Told by a Youth with Slightly Intellectual Disability |
著者: | 森, 博俊 |
著者別名: | MORI, Hirotoshi |
出版者: | 都留文科大学大学院 |
言語: | ja |
NCID: | AA11162950 |
掲載誌名: | 都留文科大学大学院紀要 |
刊行日付: | 2014-03-19 |
号: | 18 |
ISSN: | 1880-1439 |
開始ページ: | 67 |
終了ページ: | 98 |
抄録: | 軽度ないし境界領域の知的障碍をもつ青年は、どのような「障碍と生」ー障碍をもち
つつ/障碍とともに生きることーを重ねてきたのだろうか。また、その経験はどのよう
に「自己」の働きを照射し、現在の生存と発達に影響しているのだろうか。ここでは、
特別支援学校高等部を卒業した一人の当事者A の「障碍と生」の経験の語り(ナラティブ)を検討することを通してこの問題に接近し、併せて、そのような子ども理解を踏まえた「いま」の援助的・教育的実践の課題について述べた。
A の語りは、「現在」の自分、「過去」の自分、基調的な生活意識と異なる「別種の経験」に分けて記述し、その上で次の4 つの側面から解釈した。①主題をなす「自由な生き方」「友だち」「家族」について語るそれぞれの時間意識とその時間的基準のずれ、②基調的な生活意識を支える認知的枠組みとその構成過程の特徴、③即自的身体の感覚が対自的意識と相即して働く経験について、④別種の感情世界を余暇時間を中心に経験し「ストレス
発散」になっていることである。
これらの検討を踏まえ実践的課題について、仮説的に、基調的生活意識を受け止めることと同時に、現象野に胎動する「自己」の働きを育てることの重要性などを指摘した。 |
資料タイプ: | Departmental Bulletin Paper |
著者版フラグ: | publisher |
URI: | http://trail.tsuru.ac.jp/dspace/handle/trair/666 |
キーワード: | 知的障碍 障碍と生 経験の語り 自己 ナラティブ |
出現コレクション: | 第18集
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