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タイトル: | 李泰鎮「韓国近現代史認識の歪曲と錯乱」 |
別タイトル: | Yi Tae-jin, “Distortion and Distraction in the Understanding of Korean Modern to Contemporary History” |
著者: | 邊, 英浩 |
著者別名: | BYEON, Yeong-ho |
出版者: | 都留文科大学 |
言語: | ja |
NCID: | AN00149431 |
掲載誌名: | 都留文科大学研究紀要 |
刊行日付: | 2011-03-20 |
号: | 73 |
ISSN: | 0286-3774 |
開始ページ: | 151 |
終了ページ: | 174 |
抄録: | 本稿の草稿は、第6 回韓日歴史家会議『歴史家はいま、何をいかに語るべきか?』(2006
年10月27~29日 東京)のために作成され、その際に日本語訳が鳥海豊・邊英浩によって一旦作成された。その後、訳者は本翻訳用に著者の李泰鎮氏(ソウル大学名誉教授)に
韓国語論文の修正加筆をお願いし、2010年9 月に完成原稿を受領し、それを底本として、
上記日本語訳を参照しつつ改めて翻訳を行った。なおこの論文の韓国語版は、今現在発表
されていない。
著者の李泰鎮氏は、近年高宗時代史の一次史料の検討を通じて精力的に論考を発表して
きた。その中で、日本が植民地支配を正当化するためにこの時代が悪政であり、日本が善
政をもたらしたとする歴史観が作り出され、韓国の近現代史認識が大きく歪曲されてし
まったことを明らかにしてきた。この論文では、(1)日本帝国主義による意図的な歪曲を
概観し、(2)それを主導した徳富蘇峰の分析に相当量が割かれている。さらに、(3)この歴
史認識は解放後もそのまま放置されてきたが、それは解放後の韓国で大統領となった李承
晩の歴史認識に大きな原因があったことを解明している。(4)最後に北朝鮮の歴史学界と
韓国の学界との関連にも言及している。今までの自身の研究成果を踏まえ、韓国近現代史
像を総体的に再検討しようとするスケールの大きな問題提起論文であるため、ここに訳出
した。
なお訳文中の( )[ ]などの補足は特に断らない限り、原著者によるものである。
訳者が補った箇所は〈 〉としたが、その旨を注釈部分などは訳者註などとした箇所もあ
る。
引用文献は原則として日本語訳したが、一部原文を並記した。日本語文献との混同を避
けるため、韓国での出版物は【韓国語】、北朝鮮のものは【朝鮮語】と記した。 |
記述: | 翻訳 Translation |
資料タイプ: | Departmental Bulletin Paper |
著者版フラグ: | publisher |
URI: | http://trail.tsuru.ac.jp/dspace/handle/trair/546 |
出現コレクション: | 第73集
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